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2017 #5 「つがる」

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早生の林檎の王様が長野・中平さんから始まりました!
この時期の夏リンゴとしてはかなり甘さが際立つ品種ですよね。





「つがる」の歴史は古く1930年に青森で生まれました。
交配時の花粉親のラベルを紛失するというトラブルで長らく花粉親が不明でしたが
近年になりようやく遺伝子解析でそれが「紅玉」だという事が判明。
紅玉×ゴールデンデリシャスという事が確定した経緯があるようです。

そんな経緯からか命名も錯綜し「ゴールデン不明」「不明7号」など酷い名前で扱われ
その後「青森りんご」という意味で「青リ2号」となりましたが
やはりそれではあまりにも、という事なのか「つがる」に落ち着いたようです。
実はこの「つがる」は漢字表記の「津軽」ではなく平仮名表記が正しいようです。
これは「津軽」表記はすでに登録されているので平仮名になったようです。
そうなると「津軽」の方も食べてみたくなるなー

「つがる」には枝変わりの品種は無袋栽培のサンつがるなどいろいろ別種もあるので
これも食べ比べるもが楽しいですよね。

味の方も素晴らしい林檎で紅玉のあの柔らかな酸味、でも甘さもしっかり、と本当に
バランスよくまとまっているので続けて食べても飽きません。
さらに果汁が多く、香りも抜群! 最近では貯蔵設備の発達でずいぶん長く楽しめる
品種となりましたよね。 

ときどきこの「つがる」のジュースを見かけますがコレは絶品です。
フジのような強い甘さはありませんが酸味・甘み・香りのバランスの高さが
生食するより明確にわかると思います。


ナモ商会にはまずは長野・下伊那・中平さんからスタートし、次に長野・飯綱・山下さん、
その次が八ヶ岳・八千穂・須田さん、そして岩手・内村さんと1週間隔で「つがる」がやってきます。
(たぶんどこかのタイミングで本家青森からも入荷してくると思います)
作り手による味の差はもちろんですが気候や標高など地理的な要素でも味が微妙に変わると
思いますので是非、今年は品種だけでなく「産地」でも食べ比べてみてください。




長本兄弟商会(ナモ商会)の店舗情報はこちらからどうぞ。

by namo831 | 2017-08-29 19:24
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