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シナノドルチェ入荷しました!

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今季は「リンゴマニア」になろうかな、と、という事で定番品種の他にも
週替わりであまり店頭に出回らないリンゴを「勢い」だけで仕入れています。
という事で今週は長野・安曇野からシナノドルチェが入荷しました。





シナノドルチェは昭和58年に長野県果樹試験場で
「ゴールデンデリシャス(種子親)」と「千秋(花粉親)を
交配し、その実生の中から選抜。育成し、
平成17年に品種登録されたばかりの新しい品種です。

カリウム、リンゴペクチン、アップルポリフェノールなどが多く含まれ
栄養価も高く、また酸味と甘さのバランスが整った期待の品種です。

名前の「シナノドルチェ」は当時の長野県知事田中康夫氏が名付け親で
「シナノ」とは、古き長野県の呼称「信濃」から、
そしてドルチェ(dolce)はイタリア語で「デザートなど甘いもの」という意味のようです。

なんだか良い名前ですね。


このシナノドルチェを育ててくださる広瀬農園さんのリンゴ園は
長野県松本市梓川の中塔地区、安曇野市三郷小倉地区にあります。
標高は760~780メートル、リンゴ農園としてはかなり高地に広がっています。
(そういえば須田さんも北八ヶ岳の同じくらいの高さですが
この標高あたりが栽培限界なようですね)

冷涼で寒暖差が大きく、そして降雨量が少なくリンゴ栽培には適しているようです。



広瀬さんのリンゴ作りにはまずは土作りから!
有機質肥料を使いしっかりと土から作っていきます。

やはりこの「土作り」をしっかりしている農家さんからは
間違いなく美味しい青果品目が届くように感じます。
緑のたくみの土屋さん、ながぬま農園さん、須田さん、そらくも農場などなど。
やはり基本は「土壌」ですね。

農業=土壌
当たり前の事なのですが
実はココがかなり難しく
ただ「肥料を入れる」だけでは土作りをうまくいきません。

現状の土を分析し、必要な要素を必要な量だけ的確に堆肥していくことが
一番のポイントだと思います。

もちろん土作りの他にも広瀬さんのリンゴ作りにこだわりがあります。
リンゴ畑の地面には全面に草を生やしこまめに草刈りをして管理し
除草剤は使いません。
また農薬も必要最低限のみを使用し、使用する農薬の毒性や環境への
影響を考慮して選択しています。

食味重視の高品質果汁生産をまず第一に心がけています。(ここ大事ですよね!)


見た目は少し縦長のスマートな形のリンゴですが
美味しいリンゴに多くみられる「ワックス」が凄い!
ワックスと言ってもこれは人工的な物ではなく
リンゴから出てくる保護成分ですね。
ちょっと食べるのが楽しみなリンゴです。



シナノドルチェは少量入荷の限定品です。
今週は長野・須田さんからサンつがるが、
長野・中平さんからは紅玉が入荷予定です。

好評だった「きおう」は終了しました。

今季は各リンゴに品名ラベルを貼付してあります。
また各ラベルのは花粉親と種子親も表示してあります。
皆さんのお好みの系統を探してみてください!

シーズン中はリンゴ品種30種を目標に仕入れたいな、と考えているので
皆様是非全種制覇を狙ってみてください!!






長本兄弟商会(ナモ商会)の店舗情報はこちらからどうぞ。

by namo831 | 2012-10-01 13:24
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