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晩秋の穂高へ!

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代休で土日の連休を獲得! そうなると確実に北アルプス!
今回はお天気が微妙な予報だったので事前予約の上高地直通バスは避けて
自由度の高い特急で松本、そこから松本電鉄で新島々、そしてバスで上高地という作戦。

でしたが、ここからがなかなかハードな旅の始まりでした。





とりあえず西荻窪で特急あずさ号の指定席券を購入。
これで約3時間のんびりとビール飲んでいけばいいだな、と。

11時55分に松本到着予定。
そして5時前の始発の松本電鉄で新島々へ行く作戦ですが
約5時間の空き時間、ビジネスホテルでもいいのですが
学生の頃は青春18きっぷなどで松本まで行き、
翌朝まで駅構内でみんなで寝て待っていたな、と思い出し
最近はすぐ「ビジネスホテル」という発想を反省。

20年ぶりに駅構内で仮眠するのもいいな、と。
たぶん週末だから山岳部の大学生とかいるから混ぜてもらおう、と。

こんな作戦でした。

が、実際は・・・


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よく見てください。
時計は23時前。

電光掲示板は21時の電車を未だ表示・・・・

この日、午前と午後とどうやら人身事故があり中央線ダイヤはズタズタに。

20時30分に西荻出て23時まで新宿駅ホームでただただ待つのみ。
一応1冊小説を持ってきたのですが上下巻の上巻だけだったので3時間以上あれば
読み終わるんですよね、そうすると下巻は無いからそれはもう続きが気になって気になって・・・

そんなことで二時間遅れで新宿を出たあずさ号ですが

まさかの高円寺で緊急停止!

どうやらホームの非常停止ボタンが押されたようです・・・・

こうなるともう今夜は怖い物なんかないぞ!

と覚悟を決めましたが、その後も高尾で止まったりともう心ズタズタ。

結局松本には深夜2時半に到着。 まあ着けただけありがたいです。

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松本駅改札で切符になにやらペタンとスタンプ。

どうやら2時間以上遅れると特急代金は返金されるようです。
帰りはグリーン車にしちゃうかなー!


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やっぱりいたいた! 明日から北アルプス入りする連中が!

ただみんな爆睡していたのでつまらないんですね。

4時半には起きないといけないので2時間だけボクも駅構内でおやすみなさい。
横になりシュラフカバーだけ出して潜り込むのですが
この冷たい駅の床やなんとなく「駅構内で寝ている」という非現実感、
さらになんとなく昔を思い出したらワクワク感マックスで寝れないし・・・

それでもウトウトしているとアラームが鳴り4時半起床。
まわりのみんなはまだ寝ている・・・

始発まで15分ほどしかないのに大丈夫?

用意をして改札方向へ行くとまさかの「運休日」!

夏休みや紅葉シーズンの土曜はほぼ毎週出ているのにまさかの「今週はお休み♡」。

次の電車だと上高地に着くのは8時を回ってしまう・・・

実は前夜新宿の駅であずさ号を待っている時にSNSで
仲間が偶然京都から上高地入りするようなので6時に上高地で会おうと!

予定というかボクの作戦でいけば6時半には上高地に到着なのですが
このままだとまずいぞ! という事でまさかのタクシーで松本入り。

昨夜からの不幸な一連の流れをドライバーさんに話すと
よほど不憫に感じたのか途中でメーターをオマケしてくれて15000円で上高地!

無事になんとか仲間とも合流でき一安心。

ただ問題は金曜は築地仕入れで4時前に起きて昨夜は2時間ほどの仮眠のみ、
しかも昨夜はビールしか飲んでないぞ・・・・

これから一気に3000mまで登っていくのですがまあなんとかなるだろうなー、と。


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相変わらず美しい奥穂、吊尾根、そして前穂の稜線。
無雪期でもやっぱりいいですね。

そしてなぜこんなに空が美しく見えるのか?
東京と違うんだよなー

そんなことで6時過ぎに上高地を出発!

雲に隠れている山頂付近まで一気に登ります。

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登山口までの湿原は純粋無垢な美しさ!

「透明」ってどんな色?と聞かれれば「これ!」と言い切れるような透明感です。

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前穂高への中継基地岳沢小屋付近にテント設営。
仲間たちはまさかの「小屋泊り」・・ どうりで荷物が少ないと思ったよ・・・

今回はゲストがいないので一人用のテント。狭いけれど使い慣れているので居心地もいいんですね。

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何度来てもこの岳沢小屋からの重太郎新道は楽しいなー
ハシゴやクサリも整備されているので比較的楽なのですが
実は京都から来た3人の一人は初めての本格登山!
リーダーに騙されたんですね(笑)

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高度をどんどん上げると奥穂、西穂、前穂がグングン近づく!
毎年何回も見る光景ですが毎回新鮮で飽きることはないですね。

しかも晴れだし!

たぶんこれは西荻キャラ「にしぞうくん」の力だな!
にしぞうくんに会うと必ずいい事あるんです!

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紅葉のピークは過ぎましたがそれでも山は燃えていました!

一日とて同じ風景は無いのでこの瞬間に立ち会えるのは本当に幸せなんですよね。

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無事前穂から小屋に戻ればやっぱりこれですよ!コレ!

あー うまっ!

標高約2200mの小屋でのビールは最高です。

仲間のオーシマくんからカマンベールやらハムやらごちそうになりもうなんだか幸せすぎ!

ちなみに生ビア800円! 800円でこの絶景ビアだもんなー 最高だなー!

当然1杯で済むはずはなく、これまたオーシマ君持参のワイン(まさかのフルボトル担ぎ上げ持参)やら
缶ビールやら飲んで夕方にはテントでゴロン!

星空を眺めていると白熊野郎オーシロがテントに入り込んだり、ともう修学旅行みたいだなー!

さすがに白熊野郎も初めての3000mで疲れたらしく20時前に小屋に帰っていきました(笑)

その後もあまりに天球の星が満天なのでテントから顔だけ出して星を見ながらウトウト。
寒くて目が覚めるとまた星をみてウトウト、という幸せを満喫。
朝方は氷点下まで下がったようですが厳冬期用のシュラフなので身体は暖かく快適。



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早朝からコーヒーを淹れて少しずつ明るさに消えていく星を見ながらのんびり起床。
この瞬間も幸せを感じてしまう。いやホントに贅沢!インスタントだけど旨いなー。

1泊2日なので2日目は上高地へ下山しゆっくりお散歩。

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おでんやら岩魚塩焼きやらでお昼前からビールな幸せ。
ここは以前はキリンラガーだったのに一番搾りになっていた!!なんでだー

スタッフに聞くと、どうやらオーナーの好みが変わったらしいんです・・・
上高地で唯一ラガーの瓶が飲めるトコだったのに、残念です。

ちなみにボク、北アルプスにいくつもある小屋の生ビアの有無、キリンビアの有無は
だいたい把握しております(笑)  ここ数年アサヒさんが多いかな、
さらにキリンの缶ビアはほとんど一番搾りなんですよね、まあキリンならいいんだけど、
出来ればラガーが飲みたいなー。

夕刻には京都組とバスターミナルでお別れ。
彼らのバスが先に出るので3人がバスの中から手をふる、なんか寂しい気持ちに・・・

でもなんでもいいけど白熊野郎、さっき購入したお土産がここに全部忘れてるぞ(笑)


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新島々までバスで下りそこから久々の松本電鉄。
ローカル線ですが10代の頃はよくこれに乗って北アルプスを目指しました。
なんだかアニメキャラの押しが強めで昔と雰囲気変わりましたが
リンゴ畑が見えたりする風景は変わっていませんでした。

1泊2日でしたがまあスタートから予想外の事が起きたり
急遽仲間と合流したりと本当に楽しい穂高でした!

オーシマチュウ、リンちゃん、白熊オーシロ、インパクト強めの想いでありがとう!

長本兄弟商会(ナモ商会)の店舗情報はこちらからどうぞ。

by namo831 | 2015-10-04 23:40
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